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夏場は特にアイツに気をつけろ!

医療従事者が知っておくべき熱中症の症状やリスク、対処法など

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熱中症による腎機能低下の予防

熱中症で脱水症状になると、腎臓にいきわたる血液の量が減るため腎機能が低下する。Ⅲ度の熱中症(意識障害、けいれん、過呼吸やショック症状がおこる状態)になると、腎臓の機能障害を引き起こすこともある。そのため、腎臓病の患者は熱中症にならないよう注意が必要だ。尿酸値が高い患者、カルシウムが多い患者は特に注意が必要で、脱水症状が起きると尿路結石、尿管結石ができやすくなる。尿がうまく排出できなくなるため腎臓に尿がたまり、水腎症という病気になる可能性がある。

気温の上昇は、腎臓に影響を及ぼす。アメリカの大学の研究で370万人の慢性疾患を持つ人を21年間にわたり追跡調査したところ、気温が1度上昇すると、腎不全で亡くなる人の割合が2.8~4%上昇することが分かった。さらに、オーストラリアの大学は、医療データを解析し。腎疾患による入院の7%が気温の上昇が原因であるという結論に至った。熱中症になると、体の体温機能調節がうまくいかなくなり、細胞が壊れる。壊れた細胞の中に含まれている物質が腎臓を傷つける可能性がある。

看護師は、熱中症になりやすい夏場は腎機能低下対策を心がけるよう、慢性の腎臓疾患を持つ患者に注意喚起するべきだろう。その際、むやみにスポーツドリンクや塩飴などの摂取を勧めず、医師に水分摂取量と水分摂取時の塩分量を確認する方が良いだろう。高度な腎障害を持つ患者の塩分摂取は危険な場合があるので注意が必要だ。氷を舐めて体温を低下させる、エアコンの使用、炎天下での外出を避けるなど行動面で熱中症対策をする方が良い場合もある。

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